2022年02月18日(金)カイロが温かいワケ🧤
冬に活躍するカイロ
中身はご存じですか??
使用したカイロの中身を子ども達と観てみると…👀

😲「キラキラしたものがある!」
🤔「コーヒーの粉?」
😦「土?」
と、何が入っているかを予想
正解は…
鉄(の粉)
でした‼‼
鉄なので磁石が引っ付きます。未開封のカイロや使用中のカイロでも磁石が引っ付きました😆
どうして鉄が使われているかというと、鉄が空気(酸素)に触れると酸化し(錆び)、その時に熱🔥が発生する仕組みを利用しているからです!
酸化でわかりやすいのは、雨に濡れた自転車やブランコの持ち手、鉄製の手すりなどです。雨による水分で酸化が速まり、錆ができやすいようです。
ここで熱を感じることがないのは、外の空気に冷やされたり、酸化がゆっくりだからだそうです🤔
熱を感じられるように酸化を速めたものが゛カイロ゛なんです❕
では、カイロの中に入っている材料を役割と共に紹介します🙋
材料は5つ👇👇👇
鉄粉…酸化には必須材料
水…酸化(錆び)を速める
塩…水に加えることで、さらに酸化を速める
活性炭…たくさんの隙間に空気を蓄え、酸化に必要な酸素を鉄粉に与える
保水材(バーミキュライト)…隙間に水を蓄えて、鉄粉に少しずつ水分を与える
ちなみに、初めに子ども達が見つけたキラキラしたものの正体は…保水材として活躍するバーミキュライトの一部でした✨

温かくなる仕組みとカイロの中身が分かったところで、化学カイロを子ども達と作ってみました!
今回は、鉄粉と食塩水だけで作りました!
手順はとても簡単です✨
あらかじめ、封筒に鉄粉を入れたものを配ります

ティッシュを食塩水に浸して、封筒に入れます

封筒を閉じ、優しく振れば…👋シャカシャカ

😲「あっ!あったかくなってきた!」
😆「ほんとだ!触らして!」
と、すぐに熱が確認できた様子👀
表面温度を測ってみると、38度ほどに上がりました!
41度を超えたお友達もいました😲

酸化とは鉄が錆びるということ。錆といえば赤茶色のイメージですが、今回のカイロの実験では、どう変わっているのか使用前と後の鉄粉で見比べてみました👀

左👈が使用前 右👉が使用後

どうでしょう?👀✨
少しわかりにくいですが、使用前の鉄粉は灰色で、使用後は焦げ茶色に変わっていました!
この短時間で劇的な変化はみられませんでしたが、酸化すると鉄粉の色が変わることが証明されました😎
温かいカイロの仕組みはがわかりましたでしょうか?
皆さんがお家でカイロの中身を見る時は、鉄粉が目に入らないように気を付けてくださいね⚠